不妊症における漢方薬服用の目的②-2

影山敏崇

2016年02月24日 14:56

実際に貧血が背景にある不妊症のAさんを例にとってお話しします。



Aさん37才女性は、ヘモグロビン値が9.8g/dlと、成人女性の基準値とされる12g/dlを大幅に下回る貧血タイプです。



身体の冷えや、慢性的な疲れを訴えられ、ご相談に来られました。



鉄剤を飲むと便秘が悪化し、胃がムカムカして食欲がなくなってしまうとのことです



そこで、漢方薬で胃腸を丈夫にし、食欲を増やしていくようにしました。同時に、不正出血がありましたので、止血の婦人薬を併用ししばらく継続していただきました。



3か月後には、血色が改善し身体が温かく、疲れも以前ほど気にならなくなってきました





その後、無事に妊娠出産されました。



「丈夫な赤ちゃんを産むために、妊娠する前から元気な体を作ること」
漢方薬を妊活中に服用する目的は、これに尽きますが、妊娠、授乳とお母さんにとって、貧血にリスクは長く伴いますので、妊娠する前から、対策することが重要だと考えられます。

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